生きづらさのない
社会へ

多様な特性を持つ
一人ひとりが

自分だけの人生を 前向きに
過ごせる世界を目指しています
#ニューロダイバーシティ
参加する 寄付する(未実装)
私達は、一人ひとりの
特性の多様さが
理解・尊重された
社会を目指す

発達障害 」当事者発の
非営利組織(NPO)です
DiODENの取り組みを見る
...何をするのが好きで 何をするのが嫌いか とか
どんなやり方・どんな環境が自分に合っていて、
何が得意で 何が苦手か とか
好きな程度や得意な程度、
嫌いな程度や苦手な程度すらも
本当は一人ひとりが違う

けれど大抵、世の中には「平均」に合わせた生き方しかなくて、「周りと違う人」は


自分を押し殺して生きるか、

今の環境ややり方が負担なら、「発達障害者」として手帳の申請を

しかし、「やり方」や環境は、本当に今・ここにある一つだけが正しいのだろうか。

「みんなが同じ」であることのみならず、多様性が価値になる現代であっても、これは「やむを得ない犠牲」だろうか

データで見る 「生きづらさ」

13 万円 / 月
障害者雇用での「発達障害者」の月給 (日本)

70 %
無職 / 著しく能力以下の職に従事

自閉スペクトラムの当事者に関する調査

66 %
「死にたい」という気持ちを抱く

アスペルガー症候群の当事者に関する調査

9.6
自殺率

アスペルガー症候群の当事者に関する調査

77 %
いじめられたことのある当事者の割合

カナダでの調査により、「特別な支援を必要としない」高機能の当事者を中心に、自閉スペクトラム当事者がいじめを受けてきたことはわかった。別の調査により、他の障害等と比べても自閉スペクトラムとADHDがはるか強く、いじめ被害と関連していることも判明した

支援対象にならないケース、差別、性被害...

そんな中、

から、非営利組織・DiODEN(でぃーおでん)は始まりました。そして

DiODENは、「ニューロダイバーシティ」を推進する日本初の非営利組織です
DiODENに参加する

ここまで話してきたのは、、「ニューロダイバーシティ」に関係する問題提起になります。 しかしそもそも、DiODENが推進している「ニューロダイバーシティ」とは何でしょうか。

ニューロダイバーシティとは?


私達は一人一人は、それぞれが異なる神経学的な特性(認知や思考のあり方)をもっています。しかし、そのような多様性に対して近現代では

状況にあると捉えることができます。

そこへの問題意識から生まれたニューロダイバーシティは
神経学的な特性は性的指向や人種などのように正常な多様性の一つであり、それぞれの特性を社会において公正に尊重する対応が取られるべきだ

という、1990年代にアスペルガー症候群の当事者から始まった新しい考え方(パラダイム)であり、人権運動です。この考え方は、「生きづらさは社会にある」という「社会モデル」を基盤の一つにしています。

そして、ニューロダイバーシティ視点による一人ひとりの特性に合った環境や方策の確保・特性によらず公正な機会を保障することを目指す施策などが、欧米などではスタンフォード大学など各所で活発に行われており、日本でも筑波大学などが先進的な取り組みを行っています
(詳しくはDiODENのブログにて紹介しておりますので、ぜひそちらもご覧ください)

DiODENの理念

私達は、アスペルガーやADHD、2Eを含むギフテッドなどの少数派の神経学的特性をもつ当事者も、もっと自分らしく活躍でき、自信を持てて、これ以上つらい思いをしないで済む社会を目指します。そのためには、ニューロダイバーシティが尊重された「生きづらさのない社会」、つまり

アスペルガー(自閉スペクトラム)やADHD、ギフテッドやその傾向などの少数派の認知・思考のあり方が、社会において構造的にも直接的にも、差別されず、 それぞれの特性にあった教育・労働などの環境が、同じように社会で整備されること

が必要だと考えています。そしてそれは、 社会にとっても利益につながるはず だと私達は考えています (より具体的には、生きづらさのない社会への6提案を御覧ください)

ビジョン

そのために私達が目指すのは、多様な特性を尊重する環境や文化・システムが実現した上で、一人ひとり異なる発達特性の「当事者」が強みを活かし合い、また苦手は補い合うことができる社会。そして、神経学的に多様な視点があることによって、複雑で絶えず変化する現代に適応し、イノベーションを起こせる社会です。

異なる発達特性の人が強みを活かし、弱みは補い合う社会のイメージ写真

なぜなら、そのような社会は「多様性を排除しないこと」によって価値を生み出しているため、マイノリティの当事者も実際に適正な賃金・環境・教育・働き方や職を選択する事ができると考えるからです

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私達全体のテーマとして

10人に1人が発達障害 ?

文部科学省の調査によると、(特別支援級ではない)通常級において、小学一年生の時点で9.8%の子供が「発達障害」である可能性があります。また、アメリカの調査によれば11%の子どもが、発達障害の一種であるADHDと診断されています

またアスペルガーやADHDなど、非定型発達(発達障害)の傾向は人類の中にグラデーション状に分布しており、濃淡や「生きづらさ」の度合いには差があるものの、多くの人に傾向が存在します。したがって診断や自覚がなくても、生きづらさを感じることがある人はいるはずです。

自閉スペクトラムの傾向が全人口に連続的に分布している様子
▲ あらゆる人に特性が連続的に分布している
出典:日経ビジネス(https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00112/00041/?P=3 2022/8/4閲覧)
「完全に平均的な脳」はない

様々な神経学的特徴のうち、「どの部分を取っても平均的」という人間はいないはずです。そしてそもそも、私達は全員がそれぞれに違う脳を持っています。私達全員がニューロダイバーシティの「当事者」だと、DiOEDNは考えています。

事業内容


ニューロダイバーシティ・パターン制作事業
ニューロダイバーシティの実践というと、「環境調整を行う権限のある大学や企業などの組織でないと難しい」というイメージがあるかもしれません。一方で、様々な困難に直面しつつも、特性を活かして生き生きとしている当事者がいます。
このプロジェクトでは、そうした当事者の行っていることや周囲の環境、周りの人の対応などを パターン・ランゲージ という、生き生きとしたものに共通するコツを抽出し、活用するための技術を用いて共有することで、ニューロダイバーシティの実践を支援することを目指しています
詳しくはこちら
日本初の、ニューロダイバーシティ専門メディアの開設
「ニューロダイバーシティに関する英語以外の情報が国内で圧倒的に不足している」という事実が、先進的な取り組みや活発な議論の妨げになっているという課題意識から、ニューロダイバーシティに関わる情報を発信するブログであるニューロダイバーシティ・ニュースを立ち上げました
いつでもどこからでも参加できる、オンラインコミュニティ
(2022年9月公開)
リアルの当事者会・自助会が近くになかったり、参加のハードルを感じたりする方にも参加しやすく、また診断の有無に関わらず参加できるニューロダイバーシティのDiscordコミュニティです。情報共有などを通したメンバーのQOLの向上を目的としています
詳しくはこちら
みんなで知識をシェアする、「発達障害」に関する情報のハブ
「発達障害」に関する体系的な情報が不足していて、十分な情報に当事者がアクセスすることが難しいという課題意識から、みんなで情報をシェアするWikiサイトを創りました
その他の事業
  • 公式Twitterアカウントにて、当事者に役立ちそうな情報の発信や、DiODENの活動・イベント・ブログ記事などの紹介をしています
  • より多くの人に「生きづらさのない社会」について考えてもらうため、ブログの記事などをもとにニューロダイバーシティに関する本の出版を企画しています
  • 最終的に、ニューロダイバーシティを尊重した持続可能な雇用システムの開発・普及や当事者の適正賃金・環境での雇用を目指すソーシャル・ベンチャーの起業を企画しています

一緒に
「生きづらさのない社会」を
目指しませんか?

現在・そして未来の当事者がこれ以上生きづらさに苦しむことがなく、自分のための人生を生きられる社会を実現するため、ご紹介したような社会全体に向けた活動を現場に基づいてできればと思っています。

日本初のニューロダイバーシティを目指す私達のNPOで、一緒に試行錯誤しませんか?

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注記
  1. 制度上は他の選択肢があることもありますが、主要なもの以外の選択肢には様々な不利益や障害があり、不利になることがあります
  2. 給与は平均値。引用元:
    https://www.jsh-japan.jp/cordiale-farm/column/845/
  3. 引用元:
    https://jp.reuters.com/article/world-work-autismatwork-idJPKCN1SF0WD
  4. アスペルガー症候群は廃止された診断名で、主に知的な遅れや言語発達の遅れのない自閉スペクトラムを指す
  5. 当事者のうち、自殺念慮を抱く人の割合は66%だった
    引用元:
    http://www.qlifepro.com/news/20140724/suicide-risk-in-adults-with-aspergers-syndrome.html
  6. 引用元:
    http://www.qlifepro.com/news/20140724/suicide-risk-in-adults-with-aspergers-syndrome.html
  7. 引用元:
    https://theconversation.com/kids-on-the-autism-spectrum-experience-more-bullying-schools-can-do-something-about-it-184385
  8. 引用元:
    https://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/fullarticle/2792743
  9. 引用元:
    https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/knowledge/report/cc/mediaforum/2021/forum308.pdf?la=ja-JP&hash=FC080EBB30D008E42C64626993EF00D93E87AC95
  10. 「2014年の障害者権利条約の批准以降、“障害”を“社会モデル”の視点で捉える概念の転換がなされた」旨を引用した 引用元:
    https://fin.miraiteiban.jp/neurodiversity/
  11. 引用元:
    厚生労働省:「【資料3】障害児通所支援の現状等について」
    https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000791880.pdf p.7
  12. 引用元:
    TEENS
    https://www.teensmoon.com/pdd/data/