発達障害当事者wiki

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yuki (運営) [非定型発達の全般を扱う支援/研究機関]
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 ====== 発達障害 (非定型発達)====== ====== 発達障害 (非定型発達)======
- 発達障害(神経発達症/神経発達障害| 英:Developmental disorders/ Developmental disabilities)とは、先天的な脳の働き方が多くの社会における多数派のものとは異なるもので、[[wiki:as|自閉スペクトラム症]]、[[wiki:adh|注意欠如・多動症(ADHD)]]、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれる。同じカテゴリの当事者の間でも特性の現れ方が違うことがある。また、いくつかが併発することがある((厚生労働省「知ることから始めよう みんなのメンタルヘルス」 (https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html 最終閲覧日:2021/11/02) ))。以下の「表記のゆれ」で述べるように発達障害の表記の仕方には様々なものがあるが、差別的なニュアンスをできるかぎり廃するため、本項では特別な事情がない限り発達障害のことを「[[wiki:ニューロマイノリティ|非定型発達]]」と呼ぶ。+ 発達障害(神経発達症/神経発達障害| 英:Developmental disorders/ Developmental disabilities)とは、先天的な脳の働き方が多くの社会における多数派のものとは異なるもので、[[メイン:as|自閉スペクトラム症]]、[[メイン:adh|注意欠如・多動症(ADHD)]]、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれる。同じカテゴリの当事者の間でも特性の現れ方が違うことがある。また、いくつかが併発することがある((厚生労働省「知ることから始めよう みんなのメンタルヘルス」 (https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html 最終閲覧日:2021/11/02) ))。以下の「表記のゆれ」で述べるように発達障害の表記の仕方には様々なものがあるが、差別的なニュアンスをできるかぎり廃するため、本項では特別な事情がない限り発達障害のことを「[[メイン:ニューロマイノリティ|非定型発達]]」と呼ぶ。
  
 ===== 表記のゆれ ===== ===== 表記のゆれ =====
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 ==== ニューロマイノリティ(Neurominority) ==== ==== ニューロマイノリティ(Neurominority) ====
  
- **[[wiki:ニューロマイノリティ|ニューロマイノリティ]]**とは、California Institute of Integral Studies(CIIS)准教授で[[wiki:LGBTQ+|性的マイノリティ]]で[[wiki:自閉スペクトラム|自閉スペクトラム(ASD)]]の当事者で合気道愛好家で[[wiki:ニューロダイバーシティ|ニューロダイバーシティ]]研究の第一人者の一人である[[wiki:Walker(ニューロダイバーシティの研究者)|Nick Walker]]氏が提唱した概念・//Neuro-minority//の日本語表記である。直訳は「神経学的少数派」。同氏はニューロマイノリティという言葉を、「神経学的に定型でない人々を指す、良い、病理化しない言葉」として考案した((wikipedia [[wp>ニューロ・ダイバーシティ|ニューロダイバーシティ]] 最終閲覧日:2021/11/07))。現在、特にニューロダイバーシティを支持するASDやADHD,統合失調などの当事者や支援者の間で積極的に使われている。しかし、日本では地名度が低いことからニューロダイバーシティを支持していてもあえて知名度の高い「発達障害」など他の用語が使われることが多い((ニューロダイバーシティを推進するNPOの代表である私の実感です --- //[[71dayuki@gmail.com|yuki (管理人)]] 2021/11/07 13:19//))。対義語はニューロマジョリティ(神経学的多数は)又はニューロティピカル(神経学的に典型的な発達をする人。定型発達)。+ **[[メイン:ニューロマイノリティ|ニューロマイノリティ]]**とは、California Institute of Integral Studies(CIIS)准教授で[[メイン:LGBTQ+|性的マイノリティ]]で[[メイン:as|自閉スペクトラム(ASD)]]の当事者で[[メイン:ニューロダイバーシティ|ニューロダイバーシティ]]研究の第一人者の一人である[[メイン:Walker(ニューロダイバーシティの研究者)|Nick Walker]]氏が提唱した概念・//Neuro-minority//の日本語表記である。直訳は「神経学的少数派」。同氏はニューロマイノリティという言葉を、「神経学的に定型でない人々を指す、良い、病理化しない言葉」として考案した((wikipedia [[wp>ニューロ・ダイバーシティ|ニューロダイバーシティ]] 最終閲覧日:2021/11/07))。現在、特にニューロダイバーシティを支持するASDやADHD,統合失調などの当事者や支援者の間で積極的に使われている。しかし、日本では地名度が低いことからニューロダイバーシティを支持していてもあえて知名度の高い「発達障害」など他の用語が使われることが多い((ニューロダイバーシティを推進するNPOの代表である私の実感です --- //[[71dayuki@gmail.com|yuki (管理人)]] 2021/11/07 13:19//))。対義語はニューロマジョリティ(神経学的多数は)又はニューロティピカル(神経学的に典型的な発達をする人。定型発達)。
  
 ==== 非定型発達 ==== ==== 非定型発達 ====
  
- 精神科医の水島広子さんによれば、**「非定型発達」**とは、脳の発達の特性に凸凹があるタイプで、それは社会生活に支障をきたす(発達障害に該当する「病名」の診断が下りる)こともあれば、特に支障をきたさないこともある((「「非定型発達」って?「フツー」に苦しめられた漫画家・細川貂々さんと精神科医が伝えたいこと \\「普通でないなら、もう漫画家はやっていけない」 。そう思っていたという漫画家・細川貂々さんは、どう非定型発達の特性と付き合ってきたのか?」(https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_603eec02c5b601179ec136c3) 最終閲覧日:2021/11/07))。発達障害という言葉は適切ではないとして考案された言葉であり、上述の「ニューロマイノリティ」とほぼ同義(あるいは訳語の1つ?)である。対義語は[[wiki:定型発達|定型発達]]。+ 精神科医の水島広子さんによれば、**「非定型発達」**とは、脳の発達の特性に凸凹があるタイプで、それは社会生活に支障をきたす(発達障害に該当する「病名」の診断が下りる)こともあれば、特に支障をきたさないこともある((「「非定型発達」って?「フツー」に苦しめられた漫画家・細川貂々さんと精神科医が伝えたいこと \\「普通でないなら、もう漫画家はやっていけない」 。そう思っていたという漫画家・細川貂々さんは、どう非定型発達の特性と付き合ってきたのか?」(https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_603eec02c5b601179ec136c3) 最終閲覧日:2021/11/07))。発達障害という言葉は適切ではないとして考案された言葉であり、上述の「ニューロマイノリティ」とほぼ同義(あるいは訳語の1つ?)である。対義語は[[メイン:定型発達|定型発達]]。
  
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