ニューロマイノリティ:Neuro-minority (神経学的少数派, 非定型発達)とは、ASC(Autism Spectrum Condition, 自閉スペクトラムやADHD、統合失調など、神経学的な認知の方法が多数派(定型発達:Neuro-typical,NT)とは異なる人のことを指す。現在広く使われている、「発達障害」という概念が当事者を「障害者」、その特性を「正常・普通の状態である健常者に対して劣ったもの」として扱う(少なくとも字義上そのように解釈される)言葉であるという問題意識(ニューロダイバーシティ)から、発達障害を示す中立的な言葉として提唱された用語である。
ニューロマイノリティとは、いわゆる「発達障害」の分野を障害ではなく民族や性的指向、人種といった通常の社会的カテゴリの一部として捉えるパラダイム である(ニューロダイバーシティ)に由来する言葉である。したがって、いわゆる「障害」を「症」とか「障がい」「障害」、障害者を「チャレンジド」と呼ぶといった言い換えとは前提が異なる。